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車が故障したら 修理はどうする? 車が故障したり、事故を起こしてしまったら、買い換えるか修理しなければなりません。 ここでは修理する場合について説明します。(買い替えについては、別の項目で紹介いたします) 修理の依頼は ・ディーラーにお願いする ・モータースにお願いする また、修理の方法は 壊れた装置を →新品に交換する →社外品に交換する →部品メーカーオリジナルブランド品に交換する →修理する →中古品に交換する →リビルド品に交換する の4つの方法があります。 事故などによるボディーの修理の場合、 小さなキズや凹みならカーコンビニ倶楽部のような業者へ依頼しましょう。 専門店は安いものです。 大きめな事故の場合は、モータースが良いでしょう。 ディーラーは修理代が高めです。 ・ディーラーにお願いする ディーラーに修理を依頼すると、必然的に新品に交換ということになります。ディーラーでは基本的に新品以外は扱っていません。 ディーラーにお願いした場合、結論から言うと高いです。 なぜ高いのでしょう? ディーラーではアッセンブリー(装置)交換が基本だからです。 1つの装置はいくつかの部品が組み合わさって出来ています。 例えば、自動車のメーターですが、 メーターは一般的に、スピードメーター、タコメーター、水温計、燃料系が一体となっており、 メーターパネル、スピードメーターの針、タコメーターの針、水温計の針、燃料計の針。それに、それぞれのメーターを動かすモーターなどの機器(これらを単品という)が組み合わさって、メーターが出来ています。つまり、メーターはアッセンブリー(単品が組み合わさった装置)となっていると言うことです。 スピードメーターの針が折れてしまったとしましょう。 メータの針なんてそれ程高いもとは思えません。工賃を除けば、数百円で交換できそうな気がします。しかし、ディーラーでは針のみの交換をしてくれないのです。 スピードメーターはメーター会社が作って、自動車会社に納めています。この納入単位が単品ではなく、アッセンブリーなのです。 つまり、自動車会社とメーター会社の間にはメーターの針のみでの取引がないのです(メーター会社は針のみで販売していない)。売っていない以上、ディーラーも針のみ入手することができないのです。当然、針の交換はできません。 自動車1台には何百ものアッセンブリー(装置)がつけられています。エアコンもオーディオもパワステもハンドルもシートも全部アッセンブリーなのです。そして、1つのアッセンブリーには何百もの単品が使われているのです。1台ですら何万もの単品が使われています。さらに、自動車は多くの車種がありますので、部品は星の数ほど存在するのです。当然ディーラーで管理しきることなど出来ません。だいたい、メーター内部の構造まで、自動車会社は把握していません。 結局、ディーラーに持っていくと、スピードメーターの針のみ修理してくれればと思っているのに対し、メーター丸ごと交換ということになり、高くなってしまいます。 ・モータースに依頼する モータースではディーラーと同様にアッセンブリー交換が基本ですが、新品アッセンブリー交換以外に社外品交換からリビルド品交換まで手広くやってもらえます。新品で交換する場合はディーラーと差はありません。工賃はモータースのほうが多少安いでしょう。 新品交換以外の方法は @社外品に交換する 例えば、新車で車を購入したとき、A社のタイヤを装着していたとします。タイヤが磨り減ってしまったので、新品に交換しようとタイヤ屋さんにいきました。A社のタイヤとB社のタイヤがあり、B社のタイヤのほうが安かったらB社のものを購入しませんか?ディーラーが指定しているのはA社のものであり、A社のものを純正。B社のものを社外品といいます。 カセットしかついていないオーディオをCDつきのものに交換した場合も社外品に交換となります。 タイヤだけではなく、いろいろな装置に社外品は存在しています。 同程度の性能のものは社外品は純正品より安いことが多いのです。 A部品メーカーオリジナルブランド品に交換する デンソーさんやアイシンさんの名前を聞いたことがあるでしょうか?有名な自動車部品メーカーです。これら部品メーカーは全て自社内で自動車部品を作っているわけではありません。下請け会社に製造を依頼し、大手部品メーカーブランドとして販売しています。実際に製造を行っているメーカーが自分の会社のブランドで販売していることがあります。 どんなものでも同じですが、全く同じ製品でも、有名なブランドがつくと値段が高くなります。 全く同じ製品でも、部品メーカーオリジナルブランド品は安いのです。有名メーカーブランド品の9割程度の値段となります。 B修理する ディーラーに修理を依頼した場合のところで、メーターの例を紹介しましたが、実は針のみを修理することが出来る場合があります。メーター自体の修理を行っている業者があった場合です。そういう業者さんを一般ユーザーが使うことはまずありませんので、存在を知らなかったとしても、自動車業界ではちゃんと知られているものです。 メーターもメーター会社から下請けや取引先に部品が発注されており、針は、針の製造会社が作っているものです。ディーラーは針製造会社と取引が無いため、針のみを入手できませんが、修理業者は、針製造会社と取引があり、針のみを入手できるのです。そして、針のみの交換をしてもらえます。 修理した場合はアッセンブリー交換した場合よりも安くなります。 ただし、故障した装置の修理業者が必ず存在するとは限りません。また、近所に無ければ、モータースも修理業者の存在を知らないこともあります。最初に壊れた部分だけ修理できないか聞いてみましょう。 C中古品に交換する 車両自体は事故や故障。また、経年劣化で廃車になった車には、まだ使える装置がついているものです。この中古品と交換すれば、安く交換することが出来ます。新品の半額程度が目安です。 ただし中古品はあくまで中古品であり、次にいつまた故障するか分かりません。交換してすぐに故障するかもしれませんが、保証は一切つかない場合が多いので注意してください。 Dリビルド品に交換する リビルド品とは、上記の中古品を分解、清掃し、消耗した部品を交換し、性能に問題ない状態まで仕上げたものをいいます。中古品よりは高くなりますが、性能に問題が無いとして販売しているものですので保証がつきます。新品の7割くらいの値段となります。 どの方法を選択するのが良いかは壊れた装置によります。新品の値段があまり高くない場合は当然新品交換が良いでしょう。 しかし、高額な場合は リビルド品交換→社外品交換またはオリジナルブランド品交換→新品交換の順番をオススメします。 中古品は保証がないため、あまりオススメできません。修理は出来るか否かは言い切れませんので除外しました。 |
ボディー修理代節約のポイント
装置修理代節約のポイント
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